全日空1日乗り放題

 


プロローグ

 全日空では2002年12月から2003年3月までの毎月1日に1日乗り放題運賃を設定し、4回の夢を与えてくれた。航空運賃というものは、安くなったとはいうものの、鉄道の周遊券のようなものは存在せずに、乗りつぶすとなれば、コツコツときっぷを買い求め搭乗するしかなく、そう気軽に楽しめる趣味でもない。

 正直なところ、12月、2月と座席の確保から連続した席を取ることを試見たものの、当時はまだ俗に言う上級会員というものになっていなく、数日間かけてコツコツとキャンセルで放出された分をつなぎ合わせてこの旅行とした。これも、6日間という予約から決済までの期間があるため、やってみると判るが、5区間以上の乗り継ぎは至難の業となった。現在ならもう少し予約しやすいのだろうが、まあ、今後このような運賃は期待できないだろう。

 なお、この乗り継ぎだけでは面白くないので、次の日にまで持ち越し、翌日の全日空の超割で東京に戻ることにし、JR九州の乗り放題きっぷ3000円をセットにすることにした。


3/1 羽田8:25-F4711-9:55千歳10:50-F342-12:10福島12:50-F323-14:50福岡15:15-F258-16:40羽田17:30-F757-18:30小松19:50-F749-21:15福岡
3/2 博多0:06-ドリームつばめ-5:54西鹿児島6:15-きりしま2-8:17南宮崎8:24-にちりん4-11:28大分11:43-ソニック22-13:59博多14:02-かもめ23-15:32諫早15:48-かもめ30-16:59鳥栖17:39-ゆふ5-18:56豊後森19:08-ゆふ6-20:45博多20:50-20:55博多空港
福岡21:35-F990-23:00羽田

 上のように手配が出来た。航空券22100円、乗車券3000円。スケジュ−ルもかなりハード。千歳で昼食を調達し、小松で夕食。2日目も、ドリームつばめの出水停車中にコンビニで朝食を調達、大分で昼食、あとは鳥栖で夕食。このときはまだ何も知らないに、この後どのようなことが起きようとも・・・・。


 始発のバスで行っても羽田には7時10分頃にしか着かない。この日は、始発のバスに乗り、京急で羽田空港に。普段は撮影機材が多いので、空港まで車で行くが、今回はDバック1個なので、身軽に空港に。まだ暗い。NHのロビーはにぎわっていた。
 チケットレスの機械では発券できないということなので、通常の発券窓口で発券してもらいました。ほとんど行列に並ぶことなく4区間の搭乗手続きをしてもらいました。4区間以上乗り継ぎカウンターはスゴイ行列。人気の高さが判る。

 発券してもらった6枚の航空券。2枚目以降の券面の金額は保険料の300円のみとなっているミョーな航空券。一応ANAカードのメンバーということで、前方窓側席を確保できた。しかし、天気は良くなさそう。
 しかし、ここまではまだ平和だった。歩く歩道を移動していると、なにやら、放送が入っている。管制がどうのこうのと言っているようだが。良く聞こえない。指定の搭乗口に行き、待っているうちに雲域が怪しいことが判る。ちょうど乗り放題で佐賀に行く友人と隣り合わせた搭乗口となり、まあ、1時間もすれば飛ぶだろうという感じだったが、そんなに甘くなかった。

1レグ目
羽田−千歳
NH4711 (763) 8A

 予約したときはよく判らなかったが、4000番台の便名に臨時便と思いもしたが、機材や運用等からADOだということは判っていたものの、こういう機会でないと乗らないかと・・・・。

 機内に案内されるまでに1時間以上。でも、まあ、乗り継ぎの時間が55分あるので、どうにか、福島行きに乗り継げると思っていたものの、更に、機内で30分以上待たされた。この青森上空を過ぎ、すでに千歳に着いたときには2時間程度遅れていた。
 千歳に着くと、お乗り継ぎの○○様というように、何人かが呼ばれていたが、呼ばれない。そして、駐機しているのはYSで735はいない。まあ、乗り継ぐ手続きはしてあるものの、やられたと思った。乗り継ぎのデータがしっかり渡ってないのか、1時間も待てないのでさっさと飛ばしたのか判らないが、GHはまさかという顔で機械を叩くと、出てしまったという。目的地まで行けるようにしますというものの、とりあえず、ここの窓口に行ってくれと言う。初めて、X線検査機を逆行して外に。ここで、払い戻しの人と一緒にされたため、ここで順番が来るまで1時間以上。やっと順番が来たので、どうなるのかと聞くと、目的地まで行けるように努力するということなものの、乗るのが楽しみな旅行だし、1日1便しかない区間があるので無理なのと、いうことを伝え、結果的には、同一の行程の取れる3/30に同じ行程で旅行し直すことにしてもらった。

 まあ、今考えてみると、最前を尽くしてくれたと考える。あの混雑の中で・・・。羽田への空席待ちは180人以上。それにしてもすごい1日だった。

 ありがたいことに次の便で羽田に戻ってくることが出来、事態はもっとひどく、ほとんどの便は欠航のよう。2レグ目の千歳−福島と3レグ目の福島−福岡は同一機材なので福岡までは到達できたかもしれないが、札幌での一般の空席待ちの人数が180人程度だったので、福岡から羽田の便はまず欠航だったと思う。スタアライアンスのUA*Gが役に立ったと実感した1日だった。

仕切なおして、3/30。待ちに待った日がやってきました。

 今回はバック2つ抱えて羽田空港に。全区間の搭乗手続きをしてもらい、またも、搭乗券の記念撮影。今日は空いている。超割や、乗り放題とかでないとこんなに空いているの・・・と、思ってしまいました。

 今日は余裕があるのでスターアライアンスの特典を使わせてもらい、シグネットに。さくらラウンジは、何人かで向かい合う座席配置なのと比べると、シグネットは1人ずつで滑走路の方に向いている座席配置。好みは、那覇のさくらラウンジのグァバジュースですが・・・。
 本来はADOだったが、飲み物のサービスもない?(3/1はミネラルウォーターは出していたが・・・)ので、今回はNH055便に変えてもらった。言えばくれたのかは判らないが、これぐらいは・・・・と思うが・・・。しかし、このサービスの差はやはりANA便を選んでしまう。

1レグ目
羽田−千歳
NH0055 (773) 7A

 やはり、北海道に行くときはやまなみの美しいA側がお勧めですが、今日は撮影日和ではありませんでした。

 千歳空港に着いて時間があるので、JR北海道のみどりの窓口に行き青春18きっぷを購入。これは、超割とセットのきっぷが買えないので、今回はこの18きっぷで博多から人吉まで行くことに。

 空席が目立つ案内板と、前回とは比べものにならない閑散さ。サーモンまんなるものが売られていたので食べてみたが、いまいちだった。

 前回来たときは冬という感じだったが、1ヶ月で季節は春に変わった感じを受けた。

レグ目
千歳−福島
EL0342 (735) 5A

 全日空の737−500型。この機材に、福島からも乗ることになる。良く乗るJTAの737−400とはちょっと違うようだ。

 東京からはなかなか来ることが難しい空港?こういう機会でもないと、まず来ないだろう。

レグ目
福島−福岡
EL0323 (735) 5F

 福島−福岡便は結構新鮮な景色なところを飛んでくれた。今度は上空からの撮影を兼ねて乗ってみたいが、735は窓側はA側に限りますね。

 福岡では乗り継ぎの時間がないので1ビルと2ビルは連絡通路で。

レグ目
福岡−羽田
NH0258 (744) 17K

 全日空の747は2階席がSSのものが多いが、この機材は1階がSSの747-400。やはり、ビジネスマンが多い。こういう乗り継ぎはいかにもマニア。しかし、飛行機の乗り継ぎもなかなかなもの・・・。

 なんと、747-400なのに、バス。これにはちょっとびっくり。この時間帯はそうなのかもしれないが・・・。とりあえず一回りしたことになるが・・・。これから、小松を経て福岡に。

 そろそろ暮れる時間帯。単純に札幌福岡を往復するだけなら対して時間もかからないが、寄り道をすると、もう夕方。常磐軒の弁当を買い、夕食を済ませて、本日2度目のラウンジに。

レグ目
羽田−小松
NH0757 (763) 5G

 CAから職質らしき問いかけをされてしまう。3/1の振替といい納得していたようだが、乗り継ぎの情報など判っているので、何でわざわざ小松を通って福岡に行くの・・・と思うのは当然。どうやら、マニア様と思われてしまったのかもしれない。

 離陸したと思えばあっという間に諏訪湖。そして残雪の北アルプス。この区間も普段は車なので、初めて乗りましたが、意外でした。そして、夕焼けに染まった北アの頂上は赤く染まって綺麗でした。元々、6Gの指定を受けていたが、となりに客がいるようで、後ろの方にとなりが空いている席があるということだったので、31Gに変えてもらった。
 小松空港も初めてでしたが、土産物屋は充実していますね。ちょっと時間がありましたので、目の保養だけしてきました。

レグ目
小松−福岡
EL0749 (735) 6F

 最終レグ。自分にもお疲れさまといいたい。どうやらリース機という機材らしく、朝見た735よりか劣るというか、A側も狭い。隣がいないから窮屈感はないが・・・。1レグ目以外は、結局隣がいなかったので、上空からの撮影もゆっくり出来ました。

 この後、地下鉄で博多駅に向かい、JRで羽犬塚に行き、駅前のホテルに。ふうっ。疲れた・・・。

 このあと、18きっぷで人吉まで行って来ました。丁度サクラのシーズンでした。帰りは早めに空港に着いたので、繰り上げてもらいました。充実した2日間でした。

 そして、7月にはこの乗り継ぎが止められなくなり、1日で八丈島往復、対馬往復、五島福江往復をしながら沖縄に行って来ました。まあ、バカといわれそうですが、対馬上空の景色は一見の価値がありました。


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